いつも有難うございます。
8月1日からサイト内でBLOGを始めておりますが、これまで紫外線対策や、それに関連する情報をお伝えしてまいりました。
本日も紫外線対策だけではなく、もう少し範囲を広げてお伝えしていこうと思います。
「お役立ち化粧品リテラシー」と題しまして美肌のために知っておきたい!知ってお得!な情報を発信して参ります。


石油は「天然物」

化粧品の成分には石油を原料とした成分も沢山あります。例えばワセリンやミネラルオイルなどは石油を精製したものです

「石油由来の成分」と聞くと体に悪いものと考える人も多いのではないでしょうか。私もその一人でした。
それは過去の悪いイメージを引きずっているのかもしれません。

高度経済成長期には、日本ではまだ粗悪な油が出回っていました。
体に有毒な成分を取り除く精製をしっかり行っていない、人体に影響を及ぼすような油も多かったようです。

また1970年代には精製度の低い質の悪い石油精製物を使った化粧品でトラブルがあり「石油由来は危ない」という印象が定着したようです。

しかし現在では石油は高度な技術で精製されていますから安全性も安定性もかなり高い成分です。

 

そもそも石油には「合成」「ケミカル」「人工的」などの印象を持つ人も多いようです。しかし、冷静なって考えてみると…。

石油は地下から湧き出している天然由来の成分なのですよね。

石油は言ってみれば日本でも人気のナチュラル系成分であり正に天然物です。
つまり「自然由来の化粧品がいいから石油系は嫌なのです」というのは矛盾しているのです。

また石油由来の悪印象が払拭されないと化粧品を作る側・売る側は頭をひねり、そこで登場するのが「植物油」や「動物油」ですね。
なんとなく自然派で優しい印象があると思います。

石油由来の成分を嫌がる人の中には「毒性が体に蓄積されていく」という人がいます。「合成の成分で作られたものはまだ歴史が浅くて体に対する悪影響の実態がわかっていない」ともいいます。

石油系が自分の肌に合わないと分かっていて使わないのであれば仕方がないのですが「石油系だからダメ」と化粧品を避けているとすれば勿体ないことかもしれないです。本来はもっと多くの化粧品を楽しめるはず。

天然か合成かという議論は多々ありますがそれが安全かどうか、その人に合うかどうかはまた別の話です。
天然だから安全とは言い切れませんし逆に合成だから危険とも言い切れません。
口に入れても安全な植物が原料だからといって、その原料そのものが合わない方もいるはずですから…。

自分の肌質や体質には何が合うのか、そこを優先的に考える
べきだと思います。

次回は身の回りにあふれている「界面活性剤」についてお届けします。

 


 

参考文献:久光一誠先生著「化粧品成分表示の読み方手帳」より