いつも有難うございます。
8月1日からサイト内でBLOGを始めておりますが、これまで紫外線対策や、それに関連する情報をお伝えしてまいりました。
これから紫外線対策だけではなく、もう少し範囲を広げてお伝えしていこうと思います。
「お役立ち化粧品リテラシー」と題しまして美肌のために知っておきたい!知ってお得!な情報を発信して参ります。


本日も引き続き「天然」・「オーガニック」について、もう少し加えてお届けします。

 

植物エキスとは…

「植物エキス」花や草木の名前がついていると何となく「体によさそう」という印象を持ちます。
食品でも同じですが、馴染みのある名前がついているだけで人は安心してしまうもの。
化粧品成分等の名前はカタカナや数字が多く何の意味なのかわかりにくいものが多い為、植物には心を許してしまう傾向があるようです。

植物エキスは植物をアルコールなどにつけて、その中に含まれる化合物を抽出して作ります
確かに作用がマイルドなものが多いのですが名前の印象が良い為に使われることもあるようです。
但し、植物にも色々な成分が入っていますから一概に「肌にいい」「体にいい」とは言い切れません。
イメージだけで思い込まないことが大切だと思います。

 

「無添加」「○○フリー」の本当の意味

無添加といえばファンケルさんの化粧品が先駆け。
当時、化粧品は全成分表示ではなく、「表示指定制度」に基づいて表記が定められていました
この表示指定制度とは旧厚生省が「アレルギーなどの皮膚障害を起こす可能性のある成分」をリスト化し、それらの成分を配合する時は化粧品のパッケージに明記しておくことを義務付けたもの。

ファンケルさんは、このリストに掲載されている表示指定成分を使わない、つまり「(表示指定成分)無添加」として販売されました。
これが大ヒットし無添加化粧品のパイオニアとなりました。

その後、化粧品業界では「当社は○○無添加」という切り口で様々な化粧品が販売されるようになりました。
「○○フリー」という言葉も流行していてよく耳にします。「防腐剤無添加」「パラベンフリー」「界面活性剤フリー」など、パッケージで目にすることもあると思います。

*2001年に薬事法が改正され化粧品の全成分表示が義務づけられました。それからは表示指定成分と呼ばれていた成分は「旧表示指定成分」という名前になりました*

 

「無添加だから安心・安全」ではない

大切なことは何か無添加なのかという事です。更に”自分の肌に何が合わないのかが重要”です。

合わない成分が分かっているのではあればその成分を無添加、という製品を選ぶ一つの基準になるとの事です。

でも自分の肌に合うもの、使っても問題ないものなら、その成分が無添加であるものを選ぶ必要はない訳で

「無添加」「フリー」の文字だけが安心・安全の象徴ではなく、気にすべきところはそこではないのですね。

 

何が合わないのか限定するなら皮膚科へ

どの化粧品を使用しても何も問題ないということは幸せな事ですが、逆に”これを使うと痒くなる””赤くなる”という人は
何が合わないのかを自分で色々と試して見つけていかなければならないです。
それを積み重ねて、ようやく肌に合わない、避けるべき成分が絞り込めるといえます。

トラブルがあった時には皮膚科医に相談してみるのも、一つの方法と思います。
パッチテストを行って、どの成分が合わなかったかを絞り込むことができます。

 

オーガニックの基準はあいまい

肌い良い印象をもつのが「オーガニック」。もともと食品から始まっているのですが有機栽培の作物です。

ただし、どこまでを有機栽培と呼ぶか基準は曖昧です。

例えば、農薬の使用をどこまで限定するのか、過去に一度でも農薬を使用した土地ではNGとするか、何年間農薬を使用しなければよしとするか。こうした基準は認証団体により異なります。
非常にゆるい団体もあれば厳しい基準を設けている団体もあるようです。
団体の数も多く各自色々な認証マークがあるようです。

食品であれば日本農業規格(JAS)が公的なオーガニック基準を設けていますが化粧品には公的な基準がありません。

オーガニックという考え方も長い時間をかけて浸透していくなか「この団体の認証が良いのではないか」という目安が集約されてきたようです。

それがヨーロッパの団体が設定している「エコサート」。エコサート認証であれば化粧品を作る上で厳しすぎるずゆるすぎず、丁度良い目安になるようです。動物性も石油由来も全てがNGなど基準が厳しすぎると化粧品も作れなくなってしまいます

オーガニックは栽培方法の基準であり肌に塗っても安全な植物を栽培したかどうかの基準ではありません。
オーガニックだから絶対安心ではないのですね。


 

参考文献:久光一誠先生著「化粧品成分表示の読み方手帳」より