いつも有難うございます。
8月1日からサイト内でBLOGを始めておりますが、これまで紫外線対策や、それに関連する情報をお伝えしてまいりました。
これから紫外線対策だけではなく、もう少し範囲を広げてお伝えしていこうと思います。
「お役立ち化粧品リテラシー」と題しまして美肌のために知っておきたい!知ってお得!な情報を発信して参ります。
本日は化粧品ベース成分概要についてお届けします。
化粧品の多くは「水(水性成分)」と「油(油性成分)」と「界面活性剤」で出来ています。
この3つのベース成分が実に70~90%を占めています。
スキンケア化粧品の主なベース成分
(この土台に「機能性成分」「品質向上・安定化成分」「香料・着色剤」が加わります)
◆水性成分は水に溶けやすい
水性成分とは水やエタノール、肌の角質層に潤いを与えて逃さないように保つ「保湿剤」などです。水に溶けやすい性質を持っています。化粧水はほとんどが水性成分です。
◆油性成分は水に溶けない、あるいは水をはじく
○○油、○○オイルなどの油性成分は基本的に肌の角質層に潤いを閉じ込めて、蒸発を防ぐものです。水に溶けない、あるいは水をはじく性質を持っています。クレンジングオイルや美容オイルなどは、ほぼ油性成分で出来ています。
◆界面活性剤は水と油を混ざった状態にする
水性成分と油性成分は混じり合わないものです。これが仲良く混じり合うように働くのが界面活性剤です。入荷した状態の乳液やクリームには欠かせない成分、または油汚れを水で落とす洗浄に欠かせない成分でもあります。
意外とシンプルなことにお気づきだと思います。
残り10~30%は「機能性成分」や「品質向上・安定化成分」などその他の成分です。
この少量の部分だけで化粧品を選びがちですが縁の下の力持ちはベース成分です。
ちなみにメイク化粧品もベース成分の組み合わせが基本で、そこに着色剤や紫外線防御剤を加えて作られます。
参考文献:久光一誠先生著「化粧品成分表示の読み方手帳」より
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