いつも有難うございます。
8月1日からサイト内でBLOGを始めておりますが、これまで紫外線対策や、それに関連する情報をお伝えしてまいりました。
これから紫外線対策だけではなく、もう少し範囲を広げてお伝えしていこうと思います。
「お役立ち化粧品リテラシー」と題しまして美肌のために知っておきたい!知ってお得!な情報を発信して参ります。
本日は「水性成分概要とPEG類・ヒアルロン酸類」について、お届けします。
水、または水に溶けやすい成分で粉などの固形の成分を溶かす「溶剤」としての働きも担っています。保湿剤は潤いを与える・保つ「保湿作用」の他「肌への浸透を高める」「肌を柔らかくする」働きがあると言われます。
種類 | 表記例 |
水 | 水・精製水・常水・温泉水など |
エタノール | エタノール |
★保湿剤 | グリセリン・BG・DPG・PEG類・ヒアルロン酸類・コラーゲン類・糖類 |
★PEG類について★
【湿作用と増粘作用を発揮する成分】
表記例…PEG-6・PEG-8
体への働き…保湿
配合の目的…増粘
保湿剤としてだけでなく、とろみやハリ感をもたらす
保湿作用と、とろみがつく増粘作用があり保湿と増粘が一つの成分で済むメリットがある
PEGは「ポリエチレングリコール」の略称。後ろにつく数字は分子の長さを表す。数字が大きいほど、とろみが強くなって肌にハリ感をもたらす特性がある。とろみのある化粧品を楽しみたい人や肌にハリ感が欲しい人は使用感の目安として数字をチェックするのも良いかもしれません。
★ヒアルロン酸類について★
【微量で豊かなしっとり感】
表記例…ヒアルロン酸Na・アセチルヒアルロン酸Na・加水分解ヒアルロン酸
体への働き…保湿・蒸発防止・整肌(せいき)
配合の目的…増粘
化粧品には多量は配合できない高価な成分
グリセリンは化粧品の20%相当量を入れてもあまり感触は変わりませんがヒアルロン酸類は分子が大きくて溶かしにくく濃度が上がるとドロッとします。値段もグリセリンに比べるとかなり高価。その為、化粧品には多く配合されることはありません。しかしごく少量でも豊かな感触や保湿実感をもたらしてくれるものです。
種類も作用もいろいろ
ヒアルロン酸Naは最も多く使われます。アセチルヒアルロン酸Naは角質層になじみ易く加水分解ヒアルロン酸は水に溶けやすく肌への浸透力が高い特長があります。
参考文献:久光一誠先生著「化粧品成分表示の読み方手帳」より