いつも有難うございます。
8月1日からサイト内でBLOGを始めておりますが、これまで紫外線対策や、それに関連する情報をお伝えしてまいりました。
これから紫外線対策だけではなく、もう少し範囲を広げてお伝えしていこうと思います。
「お役立ち化粧品リテラシー」と題しまして美肌のために知っておきたい!知ってお得!な情報を発信して参ります。


本日は「柔軟・保護で整える油性成分」エステル油について、お届けします。

水に溶けない性質の成分。スキンケアでは水分の蒸発を防ぎ肌のバリア機能を強化。メイクでは肌になじませ化粧ノリを良くする成分。
ヘアケアでは髪の艶やセット力を高めます。

 

種類 表記例
炭化水素 ミネラルオイル・ワセリン・スクワランなど
高級脂肪酸 ラウリン酸・ミリスチン酸・パルミチン酸・ステアリン酸・オレイン酸・べヘン酸など
高級アルコール ステアリルアルコール・ベヘニルアルコール・イソステアリルアルコール・セタノール・コレステロールなど
油脂 植物性:オリーブ果実油・ツバキ油・シア脂など/動物性:馬油など
ロウ
(ワックス)
植物由来:キャンデリラロウ・ホホバ種子油など/動物性:ミツロウ・ラノリンなど
石炭由来:モンタンロウなど
★エステル油 エチルヘキサン酸セチル・トリエチルヘキサノイン・ミリスチン酸イソプピルなど
シリコーン ジメチコン・アモジメチコン・シクロペンタシロキサン・トリメチルシロキシフェニルジメチコンなど

 

★エステル油について

【天然の油にできないことを可能にする】
表記例…エチルヘキサン酸セチル・トリエチルヘキサノイン・ミリスチン酸イソプピルなど
体への働き…保湿・蒸発防止・整肌(成分により働きも目的も異なる)
配合の目的…乳化・撥水・分散・付着(成分により働きも目的も異なる)

 

天然の油脂やロウの代わりに作られた成分もある

油脂やロウは天然の成分の為モノによっては産地や季節で品質がブレたり採取が制限されたり価格が高騰する可能性もあります。そこで油脂やロウと同じ構造を持つ油として合成されたのがエステル油です。品質が安定するだけでなく価格も安定するため多くの化粧品で使用。トリエチルヘキサノインは油脂と同じ構造で「合成油脂」と呼ばれることもある。エチルヘキサン酸セチルやミリスチンイソプロピルはロウと同じ構造なので合成ロウと呼ばれています。

天然には存在しない構造はメイク製品にも

テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリチルは油脂やロウとは異なり自然界に存在しない構造の油。肌の上で均一に密着し着色剤をきれいに分散させ発色をよくしたり水をはじくウォータープルーフ性を発揮します。化粧下地や日焼け止め、ファンデーションなどのメイク製品に多用されています。

 

合成油だからこその安全性・安定性

エステル油には合成して作られるからこそのメリットが沢山ある。変質しにくい為、形状や品質が安定。また合成ということは今までにない機能や目的を持つ油として作り出せるため化粧品に新奇性をもたらす成分でもある。スキンケア・メイク・ボディケアにヘアケアあらゆる化粧品で使用されています。


 

参考文献:久光一誠先生著「化粧品成分表示の読