いつも有難うございます。
過去には紫外線対策や、それに関連する情報をお伝えしてまいりました。
これから紫外線対策だけではなく、もう少し範囲を広げてお伝えしていこうと思います。
「お役立ち化粧品リテラシー」と題しまして美肌のために知っておきたい!知ってお得!な情報を発信して参ります。


「多彩な界面活性剤」について、お届けしています。

おさらいとして…

界面活性剤は大きく分かると4タイプ

ここでは水に溶けやすい部分がどんなイオンをもつかによって4タイプに分類。
1. 陰(-)イオンをもつ「アニオン界面活性剤」
2. 陽(+)イオンをもつ「カオチン界面活性剤」
3. 状況によって変わる「アンホ界面活性剤」
4. イオンにならない「ノニオン界面活性剤」

それぞれに得意分野がありますが種類が多く一般的には表記名が分かり辛いのが難点。

うち「ノニオン(非イオン)界面活性剤」について詳細

 

4. 「ノニオン(非イオン)界面活性剤」

表記例 オレイン酸ポリグリセリル-10・ステアリン酸ソルビタン・コカミドDEA・コカミドMEA・イソステアリン酸PEG-20グリセリル・ポリソルベート60・PEG-60水添ヒマシ油・テトラオレイン酸ソルベス-30・ラウレス-4・ベヘネス-30など
見分け方 ✔「○○ポリグリセリル-数字」「○○ソルビタン」

✔「○○DEA」「○○MEA」

✔「PEG-数字」を含む「○○グリセリル」で終わる

✔「ポリソルベート」が頭につく

✔「ソルベス」を含む

✔「ラウレス」「セテス」「オレス」「ステアレス」「ベヘネス」「トリデセス」「ミレス」「イソステアレス」「コレス」に「-数字」がつく

★乳化が得意で泡立ち控えめ

 

特徴1. +でも-でもない組み合わせ自由
ノニオン界面活性剤は水に溶けてもイオンにならない為どんな成分とも自由に組み合わせることが可能。特に乳化作用が優れている為、乳液やクリームの乳化剤として多用されます。安全性も高い。

 

特徴2. 名前には水性成分と油性成分の組み合わせも
ノニオン界面活性剤も非常に多くの種類があるのですが、その名前は「油性成分と水性成分を組み合わせたもの」も多い。例えばステアリン酸ソルビタン。これは油性成分のステアリン酸と水性成分の糖類であるソルビトールがくっついたもの。油性成分と水性成分がなんとなく頭に入っていれば「これは水と油を仲良くさせる界面活性剤だ」と想像がつきやすくなります。

 

特徴3. シリコーン系の界面活性剤はメイク製品にも
シリコーンを使用した「シリコーン系乳化剤」というものもある。PEG-10ジメチコン・ジメチコンコポリオール・ラウリルキシエチルジメチコンなど。日焼け止めやリキッドファンデーションなど油性成分にシリコーンを多用するウォータープルーフ系のメイク製品にも良く使用されます。

 

特徴4. 油によく溶けるタイプはクレンジングに
オレイン酸ポリグリセリル-10やテトラオレイン酸ソルベス-30などは油に良く溶ける性質があり、これらはファンデーションやクレンジングオイルなどに良く使用されます。

 

特徴5. 泡立ちは控えめマイルドな洗浄力
アニオン界面活性剤と比べて泡立ちが少ないものが多いことも特徴。ウォータータイプのクレンジングジェルに使用されることもあります。

 

特徴6. 「PEG-数字」の数字が大きいほど水になじむ
「PEG-○水添ヒマシ油」や「イソステアリン酸PEG-○グリセリル」の○に入る数字は大きいほど水になじむという意味。


参考文献:久光一誠先生著「化粧品成分表示の読み方手帳」より