いつも有難うございます。
過去には紫外線対策や、それに関連する情報をお伝えしてまいりました。
これから紫外線対策だけではなく、もう少し範囲を広げてお伝えしていこうと思います。
「お役立ち化粧品リテラシー」と題しまして美肌のために知っておきたい!知ってお得!な情報を発信して参ります。


本日は「機能性成分」より”ビタミンC誘導体”を御紹介します。

昨日より化粧品の個性となる機能性成分を御紹介しています。その中の成分の幾つかの詳細を御紹介していきます。

 

「ビタミンC誘導体」
表記例…水溶性:リン酸アスコルビルMg・アスコルビルグルコシドなど
油溶性:ステアリン酸アルコルビル・パルチミン酸アルコルビルなど
両方に溶ける:パルミチン酸アルコルビル3Na(略称はAPPS)イソステアリルアルコルビルリン酸2Na(略称はAPIS)

*効能…メラニンの生成抑制・排泄促進・還元*

○ビタミンC誘導体はアレンジ版
抗酸化作用の高いビタミンC単体では壊れやすく肌に浸透しにくいので化粧品では基本的に改造したものを使用。それがビタミンC誘導体メラニンに対しては3つのアプローチ(生成抑制・排泄促進・還元)全てをこなす美白成分の優等生的存在

水に溶けて肌に浸透しやすく肌に長時間とどまるように開発されたのが水溶性ビタミンC誘導体。リン酸アスコルビルMgはリン酸マグネシウムとアスコルビルグルコシドは糖類のグルコースと結合させて浸透性と安定化を実現したもの。リン酸アスコルビルMgは歴史が一番古いといえます。


○油に溶けるタイプはクリームや美容オイルに
ビタミンCはもともと熱や光に弱く、水に溶けやすい性質。また水に溶かした状態でも不安定であること、そのままでは油が溶けにくいことから油溶性ビタミンC誘導体が誕生
。ステアリン酸やパルミチン酸などと結合させることで油に溶かしやすく、しかも壊れにくく安定化した成分。クリームや美容液などに使用。

○次世代ビタミンC誘導体も登場
さらに研究が進み、水にも油にも溶けやすい性質のビタミンC誘導体も登場。APPSあるいはアプレシエという名前が有名ですがパルミチン酸アスコルビルリン酸3Naのことです。この他にもイソステアリルアスコルビン酸2Na(APIS)、ミリスチル3-グリセリルアスコルビン酸(VC-MG)、3-ラウリルグリセリルアスコルビン酸(VC-3LG)などがあります。
「アスコルビル」がキーワードです。


参考文献:久光一誠先生著「化粧品成分表示の読み方手帳」より