いつも有難うございます。
過去には紫外線対策や、それに関連する情報をお伝えしてまいりました。
これから紫外線対策だけではなく、もう少し範囲を広げてお伝えしていこうと思います。
「お役立ち化粧品リテラシー」と題しまして美肌のために知っておきたい!知ってお得!な情報を発信して参ります。


本日も化粧品の個性となる「化粧品と肌を守る安定化」成分を御紹介しています。

敬遠する前に特性と目的を知りましょう

手作りコスメの一番怖いところは品質が劣化したり形状が変わったり腐ってしまう可能性がある点です。製品として売られている化粧品は「品質向上・安定化成分」に守られている為、そういったことはまずありません。

キレート剤

~金属イオンから化粧品を守る~

代表的な成分
EDTA塩類・クエン酸・エチドロン酢酸類・メタリン酸Na

金属イオン(カルシウムや鉄、マグネシウムなどのイオン)つまりミネラル分が化粧品の成分と結合すると性能を落としてしまうことがあります。

例えば石鹸。温泉で石鹸を使用すると泡立ちが悪くなります。これは温泉水のミネラル分と石鹸の成分が結合してしまうからです。

金属イオンは化粧品成分の性能を落とすたけでなく、ごく微量でも結合して化粧品を褐色にしてしまうこともあります。それを防ぐのがキレート剤。キレート剤は酸化防止剤と同様、自らが金属イオンと結合することで化粧品の変質を防ぐ成分。

 

「EDTA塩類」~洗浄系の化粧品によく使用~
表記例…EDTA-2Na・EDTA-3Na・EDTA-4Na・エデト酸塩など
主な働き…金属イオン封鎖・変色防止・透明化

○最もよく配合されるのがEDTA-2Na
エデト酸塩と呼ばれることもあります。石鹸や洗顔料、シャンプーなど洗浄系の化粧品によく使用されます。金属イオンと結合して変色や沈殿するのを防ぎます。石鹸や化粧水透明化にも使用されます。

 

「エチドロン酢酸類・メタリン酸Na」~成分の変色や沈殿を防ぐ~
表記例…エチドロン酢酸類・メタリン酸Na
効能…金属イオン封鎖・変色防止・沈殿防止

○石鹸や化粧水にも配合される
いずれも変色防止や沈殿物の発生を防ぐ目的で配合されます。メタリン酸Naはカルシウムイオンやマグネシウムイオンと強く結合する性質があります。

 

「クエン酸」~ph調整剤としても使用~
表記例…クエン酸・クエン酸Na
効能…金属イオン封鎖

○食品添加物にも使用される安全な成分
金属イオンによる沈殿を防止クエン酸は安全性も高く色々な化粧品に非常によく使用される安定化成分。キレート剤としてだけなくph調整剤としても使用。


参考文献:久光一誠先生著「化粧品成分表示の読み方手帳」より