いつも有難うございます。
過去には紫外線対策や、それに関連する情報をお伝えしてまいりました。
これから紫外線対策だけではなく、もう少し範囲を広げてお伝えしていこうと思います。
「お役立ち化粧品リテラシー」と題しまして美肌のために知っておきたい!知ってお得!な情報を発信して参ります。


本日も化粧品の個性となる「化粧品と肌を守る安定化」成分を御紹介しています。

敬遠する前に特性と目的を知りましょう

手作りコスメの一番怖いところは品質が劣化したり形状が変わったり腐ってしまう可能性がある点です。製品として売られている化粧品は「品質向上・安定化成分」に守られている為、そういったことはまずありません。

ph調整剤

~中和あるいは弱酸性を保つための配合~

代表的な成分
クエン酸・リンゴ酸

phとは液体がアルカリ性か酸化を知る目安。化粧品には酸性成分とアルカリ性成分のちょうどいい状態、つまり中性に保って作用を発揮するものと、やや酸性に保って作用を発揮するものがあります。

弱酸性の化粧品が「肌に優しい」「低刺激」とよく言われていますがこれは肌のphが弱酸性だからです。そもそも化粧品では強い酸性あるいは強いアルカリ性の製品を作る事はありません。刺激が強すぎて肌がただれてしまします。ph調整剤はこのphを安定化して中性あるいは弱酸性の状態を維持する為に配合されます

「アルカリ性のph調整剤」~中和した状態を長期間保つ
表記例…水酸化Na(苛性ソーダ)・水酸化K(苛性カリ)・TEA
主な働き…酸性成分を中和させる

○単独で配合されることはまずない
水酸化Naや水酸化Kは主に石鹸の原料や増粘剤の中和剤として使用

 

「酸性のph調整剤」~組み合わせて弱酸性・中性をキープ~
表記例…クエン酸・リンゴ酸
効能…弱酸性あるいは中性を保つ

○クエン酸緩衝液は必ず組み合わせで
クエン酸はキレート剤として使用される場合とph調整剤として使用される場合があります。どちらの役割も果たせる一石二鳥の成分。phを安定させるph緩衝剤として配合される時は必ずクエン酸Naもしくはクエン酸2Naと組み合わせて使用します。食品にも使用される安全性の高い成分

リンゴはやや強めの酸性成分
ph調整剤としても使用されますがグリコール酸や乳酸と同じように「ピーリング剤」としても使用されることがあります。またリンゴ酸はAHAやフルーツ酸と呼ばれることもあります。もともとリンゴやブドウなどの果物に含まれる天然成分。医薬部外品では「DL-リンゴ酸」と表記。出来上がった製品の品質を維持するために配合


参考文献:久光一誠先生著「化粧品成分表示の読み方手帳」より