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本日も
「美肌入浴」について
✅ 温泉での入浴について
美肌菌のためを思うなら温泉でも泉質や温度に気を付けましょう。
角質層や美肌菌を傷つけない泉質は単純泉や炭酸水素塩泉などです。
炭酸水素塩泉は「美人の湯」と呼ばれる泉質の一つで、塩=ナトリウムが含まれている為、表皮の細胞と細胞の接着剤の結合をよくしてしっとりなめらかな肌をつくります。
一方、同じ「美人の湯」でも酸性泉、硫黄泉などは角質を溶かす、いわゆるピーリング効果で肌をなめらかにします。
おもしろいことに、皮膚常在菌の細菌叢(さいきんそう)は温泉水により一旦ピーリングし、肌の善玉菌と悪玉菌をまるごと溶かして除菌すると次に善玉菌だけが復活する傾向があるのです。
実際、草津温泉病院では、この仕組みを利用し表面の角質を皮膚常在菌を溶かした後でワセリンを塗るとアトピー性皮膚炎などに効果がある事を実証した研究論文を発表しています。
また温泉入浴によるストレス軽減(リラックス)効果も肌質改善の為にあなどれません。
ただ人により
入浴後に痒みが悪化するケースもあるので、そのような場合は皮膚科医などに相談しながら温泉治療を行うと良いでしょう。
✅入浴後
運動してうっすら汗をかいたら、そのまま寝よう。
入浴すると美肌菌などの常在菌はごっそりと洗い流されてしまいますが軽い運動でうっすら汗をかけば、その汗が美肌菌のエサになります。
同時に、汗の中には抗菌ペプチドが含まれている為、黄色ブドウ球菌などの悪い菌の増殖を抑えることもできます。
そこで夜寝る前はうっすら汗をかく程度の運動をするのがおすすめです。
汗をかいた後は洗い流さず、タオルで軽くタオルでふき取るだけで就寝するのがポイントです。
「汗をかいてそのまま寝るなんて」と思われるかもしれませんが、そこで再びシャワーを浴びてしまっては意味がありません。
夜寝る前にうっすらかいた汗は「美肌菌を増やす美容液」です。
そのまま就寝して毎晩、美肌菌をふやしましょう。
但し、汗アレルギータイプのアトピー性皮膚炎の方にはおすすめ出来ませんので注意して下さい。
参考文献:出来尾 格 先生著「化粧水やめたら美肌菌がふえた」より