新型コロナウイルスの影響で新しい生活様式として、より身近なアイテムとなったマスクについて
歴史社会学者博士(学術)でいらっしゃる田中ひかる先生の記事より抜粋して御紹介致します。

 

マスク嫌いの欧米人も着用推奨へ

新型コロナウイルスの影響で、俄然存在感を増したマスク。

これまで「健康な人はマスクをする必要はない」「マスクに感染症予防の効果はない」としてきた
世界保健機関 (WHO)やアメリカ疾病予防管理センター(CDC)が、マスクにも一定の感染症予防効果がある
という見解を示したため、「マスク不要論」を唱えてきた各国政府も国民にマスクの着用を促すようになった。

一般的なマスクには、直接的な飛沫感染しか予防することができないと言われているが、予防のつもりでマスクを
している無症状感染者が、他人に感染させずに済んでいるということはおおいに有るとのこと。

 

明治時代、マスクといえば「黒マスク」

もともとマスク装着率の高い日本でも、その様態は変わってきている。

布製の黒いマスクをつける人も若者を中心に増えている。
「黒マスク」は、韓国や日本のアイドルがつけるようになり、徐々に広がった。

「白マスク」を見慣れている人にとっては「不潔」「怖い」というイメージがあるようだが、
実は日本で最初にマスクが作られた明治時代、マスクと言えば「黒マスク」だった

 

当時のマスクは、炭鉱や工場などで「防塵」を目的に使われていたため、汚れが目立たない
「黒マスク」が都合がよかったとされている。

 

「マスクをかけぬ 命しらず!」

マスクが広く世間に認知されるようになるのは、大正時代のスペイン風邪(インフルエンザ)流行当時(1918年~)。

このとき率先してマスクを着用したのが、かつて松本が軍医総監を務めていた陸軍だった。
警視庁もすべての警察官にマスクを着用させている。今も残る当時の写真には、白いマスクをつけた人と
黒いマスクをつけた人の両方を見ることができる。

当時、内務省が作成した「流行性感冒(インフルエンザ)」予防のための啓発ポスターには、家庭で
黒マスクをつけた妻が夫を看病する様子や、混みあう電車内で黒マスクをつけている乗客たちの様子が
描かれている。

後者のポスターには
「恐るべし『ハヤリカゼ』の『バイキン』! マスクをかけぬ 命しらず!」という言葉が添えられている

その後、インフルエンザが流行するたびにマスクの需要が増え、戦後1950年代にはそれまでの布マスクに
代わりガーゼマスクが、1970年代には不織布マスクが登場、その後もマスクは進化を続け、今日に至る。

 


歴史社会学者博士(学術)でいらっしゃる田中ひかる先生の記事より抜粋して御紹介いたしました。

マスクの素材「不織布」は医療用としてよく利用されていますし布製においては生地が多種に渡り
手元に届くようになりました。
布製は感染症状の無い私たちが自分自身と周りの人々の為に…また咳エチケットなどに…。

 

御紹介いたしました本記事は以下よりご覧いただけます。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/71971