女性が抱える悩みのひとつ「むくみ」
男性と違い、筋肉量の少ない女性はむくみに悩まされています。
むくみの原因や、むくみ対策に摂取したい栄養成分についての解説や食べ物をご紹介いたします。
「むくみ」について
むくみやすい食べ物
むくむ原因が食生活にある場合、どのような食品がむくみやすいとされているのか一例をご紹介します。
・梅干し ・ラーメン ・漬け物 ・味噌汁 ・かまぼこなどの、魚の練り製品 ・ハムなどの加工品 ほかにもいろいろとあります。
これらの食品には共通点があります。それは、塩分です。
*塩分の高いものを摂取すると、脳が体内の塩分濃度を下げようと、水分を取り込むよう指示します。結果、体から余計な水分が出ていかなくなり、むくみとなるのです。
どんな食品でも、「しょっぱい」と感じるものを食べ過ぎないことが大切なようです。
むくみに効く7つの栄養成分
-
カリウム
カリウムには、体液の浸透圧を調整する働きがあります。加えて、体内の塩分量を整える作用もあり、過剰な場合は排出を促します。体内の塩分量を正常にすることで、むくみ対策に有効です。 カリウムを多く含む食べ物としては、アボカド、バナナ、ほうれん草などが有名ですね。
-
クエン酸
クエン酸には、肝臓で脂肪の代謝を高め、体内の老廃物を分解・排出する働きがあります。また、クエン酸を含む食品の代表格であるレモンやグレープフルーツといった柑橘類には、血行をよくするビタミンCが含まれているため、むくみ対策におすすめです。
-
ビタミンE
ビタミンEの一種「γ-トコフェロール」には、尿中のナトリウム(塩分)量を増加させ、体内のナトリウムを排出する働きがあります。また、ビタミンEには強い抗酸化作用が認められており、体の不調の原因となる活性酸素を抑制する働きもあるため、むくみ対策以外にも積極的に摂りたい成分です。 ビタミンEを多く含む食品は、モロヘイヤ、アボカドなどが挙げられます。
-
サポニン
サポニンには利尿作用があり、体内の水分量を調節する働きがあります。余計な水分が排出されることにより、むくみ対策につながるんですね。サポニンを多く含む食べ物には、ごぼう、小豆、にんにくなどがあります。
-
ポリフェノール
ポリフェノールに含まれる抗酸化作用は、血中の抗酸化脂質の発生を防ぎ、血液の凝固を防ぐ効果があります。血行をよくすることにより、老廃物が効率的に排出されるため、むくみ対策につながります。 ポリフェノールを多く含む食品は、赤ワイン、ブルーベリー、カカオなどです。
-
ビタミンB1
ビタミンB1は糖質の代謝に関わる栄養素で、糖の蓄積を防ぎ、中性脂肪を減らす手助けをしてくれます。代謝が高まれば血流循環を促し、血液をキレイにする効果も期待できます。また、ビタミンB1は疲労回復効果もあるので、ぜひとも摂っておきたい栄養素です。 ビタミンB1を豊富に含む食べ物には、豚肉、豆腐などがあります。
-
ビタミンB6
ビタミンB6には、血液をサラサラにする働きのほか、ホルモンバランスを整える役割もあります。そのため、女性によくある生理前のむくみにも、非常に効果があるとされているんですよ。 ビタミンB6を多く含んでいる食べ物は、マグロ、かつお、レバー、大豆などです。
一度に沢山の種類は摂れなくても、これらの食品の幾つかを献立に取り入れたり、外食時に一品くわえることを続けるなど心掛けたいですね。
次回は、積極的に食べたいむくみに役立つ食べ物5つについて御紹介いたします。